はじめに|「え、大学でも英語やるの?」と思ったあなたへ
みたらし
高校で英語とはおさらばだー!
きびだんご
ん?大学でも英語は“必修”のところが多いとよ!
みたらし
なんだってー!?
「英語なんてもういいや〜」と英語の勉強をおろそかにすると、大学に入ってから困ることも…。
この記事では、
- そもそもなぜ大学で英語が必修なのか?
- 大綱化前と後で英語教育はどう変わったのか?
- 高校生の今、英語をがんばるべき理由とは?
この3点を解説していきます!
昔と今でこんなに違う!大学の英語教育はこう変わった
■大綱化ってなに?
「大綱化」とは、ざっくり言うと1991年(平成3年)に「文部科学省が大学の教養教育の細かい決まりをなくして、大学が自由にカリキュラムを決められるようにした改革」のことです。
これによって、「英語」も大きく変わったんです!
【比較表】大綱化前後の英語科目のちがい
比較項目 | 大綱化前(〜1990年) | 大綱化後(1991年〜) |
---|---|---|
必修か? | 国の規定で必修 | 各大学の裁量に任される |
科目名 | 英語Ⅰ・Ⅱなど固定 | 英語コミュニケーション、アカデミック英語など多様化 |
内容 | 読解・文法中心 | 話す・書く・プレゼンなど実践型に変化 |
教員 | 日本人英語教員中心 | ネイティブや専門分野の英語教員も増加 |
授業形態 | 大講義形式 | 少人数・アクティブラーニング型 |
みたらし
あれ?必修じゃなくなってるみたいだよ?
きびだんご
いいところに気づいたね。本当は必修ではなくなってるとよ!
英語はもう「必修じゃない」って本当?
実はこれ、形式上は本当です。
昔(大綱化前):国が「英語は必修!」と決めていた
- 文部科学省(当時は文部省)が大学の一般教育において「外国語(主に英語)」を必修として定めていた。
- どの大学も同じように「英語Ⅰ・Ⅱ」などを設置していた。
今(大綱化後):国は「英語を必修にしなさい」とは言っていない
- 現在、文部科学省は大学の英語を必修にしなさいとは定めていない。
- しかし、多くの大学は独自に英語を実質的に必修化している。
その理由は次の章で詳しく説明しますが、結論だけ言うと、
という状況なんです。
それでも大学で英語が必要とされる2つの理由
① グローバル人材の育成が求められているから
- 留学や海外インターン、外資系企業への就職など、「世界」で活躍するチャンスが広がっている
- 企業もTOEICやCEFRを重視
② 専門分野の情報は英語で書かれている
- 医学・心理学・情報学などの論文や資料はほとんど英語
- つまり、英語ができないと専門の深掘りができない
高校生の今、英語をがんばるべき理由とは?
理由①:英検やTOEICなどが入試で武器になる!
- 総合型選抜・推薦型選抜で、英検2級以上が出願条件になっている
- 総合型選抜・推薦型選抜で、英検2級以上でみなし得点や加点になる
理由②:大学入学後にアドバンテージがある!
- 大学や学部によっては、英語の資格を取得しているだけで、単位認定される
- 派遣留学や大学独自のプログラムが優先的に選ばれる
理由③:“英語を使える自分”が将来の選択肢を広げる!
- 就職活動でTOEICスコアを履歴書に書けると評価がアップ
- 業種(CAなど)によっては、TOEICの点数で足切りされる
- 英語ができると、人生の選択肢が広がる!
みたらし
英語が得意なだけで、大学入学や就職で有利なんだね
きびだんご
もちろん、英語だけではダメだけど、有利になるのは間違いないとよ!

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おわりに|英語は“高校の教科”じゃなく“人生のスキル”
大学で英語が必修である背景には、
- グローバル社会で必要とされている
- 大学で学ぶことの意味=色んな論文を読んで知見を広げる
という理由があります。
そして、大学で英語を学ぶ上で、高校での英語がとても大事なんです。
たとえ、大学で英語が必修でなくても、最低限、会話ができるレベルには英語ができるようにしておくべきだと思います。
みたらし
ちゃんと高校の授業も受けよう!
きびだんご
そうやね。その努力は無駄にはならんとよ!