学部選びの失敗は春で決まる|3月のオープンキャンパスに行かないと後悔する
オープンキャンパスって高3の夏でいいですよね?
いや、遅くとも新高校3年生の春には動きはじめましょう!
春のオープンキャンパスに参加しないと、
・学部選びのミスマッチ
・総合型選抜の準備不足
・受験戦略の失敗
という3つのリスクが一気に高まります。
実際に、「学びのミスマッチ」を理由に成績不良や退学を検討している学生もたくさんいます。
その原因の多くは受験前の情報収集不足です。
この記事で分かること
- 3月のオープンキャンパスが重要な3つの理由
- 春に動かなかった人がはまる失敗パターン
- オープンキャンパスで確認すべき3つのポイント
- 保護者がやるべきこと・やってはいけないこと
- 今すぐ始める具体的なアクション
【結論】3月のオープンキャンパスが重要な3つの理由
春に動かないと、学部選び・受験準備・志望理由書の全てが後手に回ります。
これまで多くの受験生を見てきましたが、春に動いた人とそうでない人では、合格率も入学後の満足度も大きく異なります。
理由は明確で、早く動くことのメリットがたくさんあるからです。
理由①:じっくり考える時間がある
自分が興味があること、本当に学びたいことは何かを考える時間を持つことが重要です。
勉強に部活動に忙しい高校生活の中で、将来の進路について考える時間をなかなか持つことができません。
そこで、春のオープンキャンパスに参加し、大学での学びや将来の進路について確認することで、自分が興味があること、本当に学びたいことは何かを考えることができます。
夏になると受験勉強に追われ、じっくり考える余裕がなくなります。
理由②:学部の中身をしっかり確認できる
高2の3月から高3の5月までが、学部選びの「ゴールデンタイム」です。
この時期に複数の大学を見学することで、経済学部と経営学部の違い、外国語学部と人文学部の違いなど、似た名前の学部を冷静に比較できます。
福岡大学と西南学院大学の経済学部を例に見てみましょう。
同じ「経済学部」でも、カリキュラムの方向性は大きく異なります。
| 大学名 | 重点分野 | 特徴的な科目 |
|---|---|---|
| 福岡大学 経済学部 | データ分析・統計学 | 計量経済学、経済データ分析 |
| 西南学院大学 経済学部 | 国際経済・政策 | 国際経済論、開発経済学 |
春のオープンキャンパスに参加することで、
「数学が苦手な自分には西南の方が合っている」
「逆にデータ分析に興味があるから福岡大学の方がいい」という判断ができます。
パンフレットを読んだだけでは、この違いはなかなか見えてきません。
理由③:受験戦略が立てられる
総合型選抜・学校推薦型選抜の出願は9月。逆算すると、春の情報収集が最後のチャンスです。
志望理由書の作成には最低でも3ヶ月必要です。
春のオープンキャンパスで得た具体的なエピソードをもとに文章を書き、学校の先生に添削してもらい、何度も書き直す——このサイクルを回すには、春からの準備が不可欠です。
| 準備項目 | 春参加の場合 | 夏参加の場合 |
|---|---|---|
| 志望理由書作成 | 4月〜6月(3ヶ月) | 8月〜9月(1ヶ月) |
| 添削・修正 | 3回以上可能 | 1〜2回が限界 |
| 面接練習 | 7月〜8月(余裕あり) | 9月(ぶっつけ本番) |
志望理由書で「刺さる」のは具体的なエピソードです。
「春のオープンキャンパスに参加して、△△という研究に興味を持った」という文章と、「貴学の経済学部で学びたい」という抽象的な文章では、説得力が全く違います。
春に動かなかった人がはまる失敗パターン
「まだ時間がある」と考えた受験生が、毎年同じ失敗をくり返しています。
これまで多くの受験生の準備状況を見てきましたが、春に動かなかった場合の失敗は、ほぼ決まったパターンに集約されます。
学部選びの失敗パターン
- 「経済学部=お金の勉強」「経営学部=会社の勉強」と思い込んで選び、入学後に授業内容のギャップに気づく
- 志望学部が1つしかなく、不合格になったときに「滑り止め」をどこにすべきか分からなくなる
- パンフレットだけで決めたため、実際のキャンパスの雰囲気や学生の様子と想像がまるで違った
総合型選抜・推薦の失敗パターン
- 9月の出願に気づいてから志望理由書を書き始め、具体的なエピソードがなくて内容が薄くなる
- 面接で「なぜこの学部を選んだのか」を深掘りされ、答えられなくなる
- 志望理由書の確認の時間が取れず、誤字脱字のまま提出してしまう
一般選抜でも起きる失敗パターン
- 1月になって初めて併願校を考え始め、試験日が重なって受験できない大学が出る
- 滑り止めの大学を「名前だけ」で決め、入学後に「やっぱり違う」と後悔する
- 受験直前に「本当にこの学部でよかったのか」という迷いが生じ、勉強に集中できなくなる
どのパターンも、春に1〜2日だけ時間を使って動いていれば、防げたものばかりです。
オープンキャンパスで確認すべきポイント
「なんとなく」見学するのではなく、ポイントを確認しましょう。
目的を持たずに参加すると「楽しかった」で終わります。
確認すべきポイントを明確にして、受験に活かせる情報を持ち帰りましょう。
ポイント:大学での学びを必ず確認する
学部名だけで判断せず、「何を学ぶか」を具体的に確認してください。
春のオープンキャンパスでは、それぞれの学部・学科でどんな学びがあるかを確認しましょう。
・必修科目は多いのか
・理論的な授業が多いのか、実践的な授業が多いのか
・1年〜4年で、それぞれどんなことを学んでいくのか
などを確認することで、どのような4年間を過ごすことになるのか明確になります。
大学での学びについて確認するための質問リスト
- 4年間でどんな力が身につきますか?
- 卒業生はどんな分野に就職していますか?
- どのような資格を取得できますか?
保護者がやるべきこと・やってはいけないこと
保護者のサポートが、春の行動を左右します。
これまでの経験では、保護者の関わり方が適切だった家庭ほど受験がスムーズに進む傾向があります。
保護者がやるべきこと
①一緒にオープンキャンパスの日程を確認する
大学のホームページを一緒に見て、春のオープンキャンパスの日程をチェックしましょう。
部活で忙しい場合、母親が先に調べて「この日はどう?」と提案するだけで、行動のハードルが大きく下がります。
②参加校選びで「選択肢を広げる」提案をする
「経済学部志望」と言っていても、「経営学部や商学部も見てみない?」と提案してください。
高校生は情報が限られており、視野が狭くなりがちです。
保護者が選択肢を広げることで、ミスマッチを防げます。
やってはいけないこと
①保護者の希望を押し付ける
意見を言うのは構いませんが、最終決定は子ども本人に任せましょう。
保護者の希望で進学した場合、入学後に「お母さんに言われて決めただけ」と他責するケースは少なくありません。
②「まだ時間がある」と先延ばしにする
「高3になってからでいいでしょ」という考えは危険です。
春の時期を逃すと、総合型選抜・学校推薦型選抜の準備が間に合わなくなります。
③見学中に口出ししすぎる
在学生と話している最中に横から口を挟むのはNGです。
子どもが自分で質問し、自分で考える時間を大切にしてください。
【まとめ】春休みの1日が、1年後を変える
要点の再確認
- 学部・学科のミスマッチをなくすためにも、春のオープンキャンパスに参加すべき
- 高2の3月〜高3の5月が、学部選びの「ゴールデンタイム」
- 総合型選抜・学校推薦型選抜の準備には、春からの情報収集が必須
今すぐやるべきアクション【3ステップ】
ステップ1:福岡の大学のHPで春のオープンキャンパス日程を確認
西南学院大学、福岡大学、九州産業大学、中村学園大学などのホームページをチェックし、3月〜5月の日程をメモしましょう。予約開始日をカレンダーに登録しておくと安心です。
ステップ2:子どもと一緒に参加校を決定
親子で話し合い、志望校+比較校を含めて3〜5校を選びます。「経済学部と経営学部の両方を見てみない?」と選択肢を広げる提案も忘れずに。
ステップ3:スケジュールを組んで予約完了
春休み、GW、部活の予定を確認し、無理のないスケジュールを組みます。複数日に分けてもOKです。先着順の大学は早めの申し込みが必要です。
FAQ(よくある質問)
Q1. 春のオープンキャンパスは保護者も一緒に参加すべき?
親子参加が理想です。保護者の視点も重要だからです。
また、学費の支払いも含め保護者のサポートが必要なため、保護者の大学に対する理解・納得が重要です。
Q2. 部活が忙しくて春に時間が取れません
難しいのは承知の上で、春休みの1日だけでも時間を作ってください。
この1日が人生を左右するかもしれないと考えてください。
Q3. 春と夏、両方参加すべき?
第一志望校は春・夏の両方参加が理想です。
春は「学びの内容」を確認し、夏は「受験方式」を最終確認するという使い分けをしましょう。
Q4. 何校くらい見学すればいい?
特に何校と決まりはありませんが、興味のある大学には積極的に見学に行きましょう。
Q5. オープンキャンパスで何を質問すればいい?
春は「この学部でどんな授業がありますか?」「卒業生の進路は?」など学びの内容を中心に。夏は「入試の配点は?」「併願のパターンは?」など受験の具体的な質問に切り替えましょう。
