大学入試が年々多様化する中で、「推薦入試」の中でもよく耳にするのが総合型選抜と学校推薦型選抜。
でも、この2つの違い、ちゃんと説明できますか?
みたらし
え、違うの?
きびだんご
出願条件や対策の進め方が全然違うとよ!
この記事では、福岡の大学受験を目指す高校生や保護者の方に向けて、総合型選抜と学校推薦型選抜の違いをわかりやすく解説します。
Contents
推薦入試には種類がある!
一言で「推薦」と言っても、実は推薦入試には2種類あるのをご存じですか?
- 総合型選抜(旧AO入試)
- 学校推薦型選抜(公募制・指定校制)
この2つは、名前が似ているので混同しがちですが、出願資格・選考方法・準備の進め方が大きく異なります。どちらを選ぶかで高校生活の過ごし方も変わってくるため、違いを理解しておくことがとても重要です!
総合型選抜とは?特徴をわかりやすく解説
総合型選抜は、簡単に言えば「自分をアピールする入試」です。
総合型選抜の特徴
- 評定平均の基準はない(大学によっては条件あり)
- 学校の推薦は必要ない(自己応募)
- 主に志望理由書・活動報告書・自己PR・面接・小論文などで審査
- 出願時期は9月ごろから
- 高1・高2からの準備が必要
高校での活動(部活・ボランティア・探究学習など)をもとに、「なぜこの大学で学びたいのか」を熱意とストーリーで伝える入試方式です。
学校推薦型選抜とは?公募と指定校の違いも紹介
学校推薦型選抜は、その名の通り学校の推薦が必要な入試です。主に2つのタイプがあります。
指定校とは
- 大学と高校との信頼関係で成り立っている入試
- 大学が高校に対して「推薦枠」を出す
- 高校内で選ばれた生徒が出願可能
- 基本的に合格率が高い(枠をもらえたら”ほぼ”受かる)
- 学校長の推薦が必要
公募とは
- 基準を満たせば誰でも応募可
- 多くは評定平均3.5以上などの基準あり
- 学校長の推薦が必要
いずれにしても、学校の内申(評定)と推薦書が重要で、推薦をもらえるかどうかは日頃の学校生活が問われます。
総合型選抜と学校推薦型選抜の違い【比較表】
比較項目 | 総合型選抜 | 学校推薦型選抜(公募・指定校) |
---|---|---|
出願に必要な書類 | 志望理由書、活動報告書、自己PR など | 学校の推薦書、調査書など |
評定平均の要件 | 基準なし(大学による) | 通常あり(多くは3.5以上) |
主な選考内容 | 書類審査、面接、小論文、プレゼン等 | 書類審査、面接、小論文など(大学による) |
出願時期 | 9〜10月ごろ(大学により異なる) | 11月ごろ(指定校はもっと早い場合も) |
対策スタート時期 | 高1・高2からが理想 | 高2・高3の夏〜秋ごろ |
学校の推薦 | 不要(自己応募) | 必要(担任や進路指導から推薦を受ける) |
向いている人 | 自己PRが得意/活動実績が豊富な人 | 成績が安定していて学校生活もまじめな人 |
どちらを選べばいい?タイプ別チェックリスト
総合型選抜が向いている人
- 探究活動やボランティア、課外活動の経験がある
- プレゼンや自己PRが得意
- 早い時期から志望校が決まっている
- 成績には自信がないが、熱意はある!
学校推薦型選抜が向いている人
- 成績(評定平均)が安定している
- 出席日数や生活態度に問題がない
- 志望校が決まっている
- 担任や進路指導の先生と良い関係を築いている
おわりに:違いを知れば入試がもっと戦略的になる!
「推薦=成績がいい人だけ」という時代はもう、すでに遠い昔。
自分の強みを生かせる入試方式を選ぶことで、合格のチャンスはぐっと広がります。
特に総合型選抜は、早期対策が命!
志望理由書や自己PRは一朝一夕では書けないので、高1・高2からの意識づけが合否を分けます。
保護者の方も、ぜひお子さんと一緒に情報収集を始めてみてくださいね。