こんな方のためにこの記事を書きました

✅「総合型選抜」や「学校推薦型選抜」と聞いてもよく分からない
✅ 高1の5月からいったい何を準備すればいいか見当がつかない
✅ 一般入試との両立ができるか不安
✅ 西南・福大・久留米大などの福岡の大学でどんな選考があるか知りたい

GWが明けると、高校生活もいよいよ本格的に動き出しますね。

さくら

部活に授業に…高校生活に慣れるだけで精一杯だよ。

きびだんご

確かに大変だよね。でも、実はこの高校1年生の5月が大学受験について考えるのに、とても良いタイミングなんだ。

「えっ、高校に入学したばかりで、もう大学受験のことを考えるの?」と驚かれた保護者の皆さん、ご安心ください。焦る必要はまったくありません。
ただ、1日でも早く動き出したお子さんには、大きなメリットがあるのも事実。

文部科学省の2025年11月公表データによると、私立大学入学者の53.6%が総合型選抜や学校推薦型選抜などの年内入試に合格して入学しています。

つまり、私立大学に進学する高校生の2人に1人以上が3年生の12月までに進学先を決めています。
お子さんの選択肢を広げるためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。

① 高1の5月から動くと合格が一気に近づく3つの理由

「高1の5月から準備なんて、さすがに早すぎでは?」と感じる保護者の皆さんも多いかもしれません。
でも実際には、早めにスタートするほど選択肢が広がり、余裕を持って準備できるのです。
その理由を3つまとめました。

さくら

高1の5月から準備って早すぎない?

きびだんご

確かに早すぎるように感じるよね。
でも、高校1年生から準備をすることがとても大切なんだ。

理由① 評定平均は高校1年生の1学期からカウントされる

学校推薦型選抜では、多くの大学が「高1〜高3の評定平均」を出願条件や選考材料に使います。
つまり、高1の最初の定期テストから評定が積み上がるのです。
「高2からちゃんとやればいい」と思っていると、高1の成績が尾を引くことも。
逆に言えば、今から授業をしっかり受けるだけで、着実に評定が積み上がっていきます。

理由② 出願まで約1年4ヶ月ある=余裕たっぷりで準備できる

高1の5月から逆算すると、総合型選抜の出願(9月)まで約2年4ヶ月。
この期間があれば、英検の取得・志望理由の掘り下げ・オープンキャンパス参加など、ひとつひとつ焦らず丁寧に準備できます。
高3の夏になって「あと2ヶ月しかない!」と慌てるより、はるかに心強い状況で臨めます。

理由③ 興味・関心を育てる時間が一番長く取れる

総合型選抜では「なぜこの学部・この大学なのか」という志望動機の深さが合否の決め手になります。
その土台となる興味や体験は、じっくり時間をかけて育てるもの。
高1から「面白いと思ったこと」「気になったニュース」などを記録し始めると、高3の志望理由書を書くときに「書くことがない!」という状況を防げます。

② 「旧AO入試」から変わった総合型選抜・学校推薦型選抜とは?保護者世代向け1分解説

保護者の皆さんの受験時代には「AO入試」という名前でした。
それが2021年度入試より「総合型選抜」に名称変更されています(制度の中身も整備・強化されました)。
合わせて「学校推薦型選抜」(旧・推薦入試)も同年から名称変更されています。

名称(現在)旧名称主な特徴
総合型選抜AO入試志望動機・意欲・適性を多面的に評価。書類・面接・小論文・プレゼン等を組み合わせ。2026年度からは個別学力試験を2月1日以前に実施する場合、多面的評価との組み合わせが義務化。
学校推薦型選抜(公募推薦)推薦入試(公募制)高校の学校長の推薦が必要。評定平均の基準あり。書類・小論文・面接が多い。専願・併願あり。
学校推薦型選抜(指定校推薦)推薦入試(指定校制)大学が指定した高校の生徒のみ受験可。校内選考を通過すれば合格率が高い。専願制。

旧AO入試は「書類と面接だけで受かる」というイメージがありましたが、現在の総合型選抜は学力の確認も求められるようになり、より総合的な準備が必要になっています。
だからこそ、早めに方向性を定めて準備することが、お子さんの可能性を広げることにつながります。

なお、文科省の2025年11月公表データでは、私立大学入学者の53.6%が総合型選抜または学校推薦型選抜で入学しており、一般入試一本勝負ではなくなっている現状がよくわかります。

③ 2026年度の出願スケジュール──9月から動き出す入試の全体像

総合型選抜・学校推薦型選抜は、一般入試より早い時期に動き出します。
全体の流れを把握しておくと、高1・高2のうちに何を準備すればよいかが見えてきます。

時期(主な)総合型選抜学校推薦型選抜(公募)
9月1日〜出願開始─
9〜10月一次選考(二次選考)─
11月1日〜合格発表出願開始
11〜12月 書類審査・選考
12月〜翌1月 合格発表

※大学・学部によってスケジュールは異なります。最新情報は各大学の公式サイトでご確認ください。

高1〜高3・学年別逆算カレンダー 今どの学年でも「次のアクション」がわかる

学年時期やること
高15月〜3月評定を意識した授業・定期テスト対応。
英検準2級めざしてスタート。
興味分野のメモを習慣化。
オープンキャンパスに参加。
高24月〜夏英検2級取得をめざす。
行きたい学部・分野を絞る。
オープンキャンパスに参加。志望大学の選考形式を調べ始める。
高2秋〜3月志望理由の骨格をメモする。
活動実績を整理し始める。
高34〜8月志望理由書・活動報告書の作成。
推薦書依頼(担任・教科担当)。
総合型選抜対策(小論文・面接・グループディスカッション練習)。
高39月〜総合型選抜出願・選考。
並行して一般入試対策を継続。
高311月〜学校推薦型選抜出願・選考。
総合型選抜の結果次第で一般入試の比重調整。

④ 高1の5月にやること・やらなくていいことを仕分ける

「何をすればいいの?」と思ったら、まずこの仕分け表を見てください。今の時期にやるべきことはシンプルです。

今すぐやること ✅今はやらなくていいこと 🔲
①定期テストで評定を積み上げる(高1から算入)志望大学を完全に確定させる
②英検の受験計画を立てる(準2〜2級をめざす)志望理由書の完成版を書く
③「面白いと思ったこと」をノートやスマホにメモする習慣をつけるすぐに塾・予備校に入るかどうかを決める

 

さくら

やることが3つだけ?
拍子抜けするくらいシンプルだけど、本当にこれだけでいいの?

きびだんご

高1ではそれで十分だよ。

評定平均のよくある誤解「全部4以上じゃないとダメ」は本当?

「推薦を受けるには全教科4以上が必要」と思っている保護者の方も多いですが、これは必ずしも正確ではありません。

大学によって基準は異なり、「評定平均3.5以上」「特定の教科のみ基準あり」など様々です。
指定校推薦は校内選考の基準が高めなことが多いですが、総合型選抜・公募推薦はそれより幅がある評定が基準を満たしていなくても、選考内容(小論文・面接など)で挽回できる大学も多いです。

「今の評定で推薦は無理かな…」と感じている場合でも、大学・選考形式によっては十分チャンスがあります。
まずは志望大学の公式サイトで出願条件を確認することをおすすめします。

英検はいつまでに・何級を取ればいい?(高2秋に2級が目安)

福岡の主要私立大学では、英検2級以上を出願要件や加点対象にしているケースが増えています。目安のスケジュールは以下の通りです。

時期英検の目安
高1の秋〜冬準2級取得をめざす
高2の春〜夏2級一次合格をめざす
高2の秋(10月試験)2級取得が理想的な目安
高3の春準1級にチャレンジ or 2級を確実に保持

英検は年に3回(6月・10月・1月ごろ)実施されます。高1の5月に申し込みサイトをブックマークしておくだけでも、準備の一歩になりますよ。

⑤ 西南学院大・福岡大・久留米大の選考内容を横並び比較

福岡の保護者の皆さんが特に気になるのが、地元の大学でどんな選考が行われているかではないでしょうか。代表的な3大学の傾向を整理しました。

大学実施学部主な選考内容特徴
西南学院大学全学部で実施書類審査+学部別選考(小論文・面接・グループディスカッション等)学部によって選考方法が異なる。英語教育への力の入れ方が特徴的で、外国語・国際文化学部は英語力重視の傾向。
福岡大学多学部で実施書類審査+小論文+グループディスカッション→面接(専願制)。商学部は英検取得が出願要件となるケースあり。専願制のため、合格したら入学が前提。英検の取得状況が選考に影響する学部がある。
久留米大学複数学部で実施書類審査+模擬授業・プレゼンテーション・グループディスカッション等(学部・選考タイプにより異なる)模擬授業を受けて感想を述べるなど、ユニークな選考が多い。「学ぶ意欲」を具体的な場面で示せる。

※上記の情報は公表されている情報をもとに整理していますが、年度によって変更される場合があります。最新情報は必ず各大学の公式サイトでご確認ください。

「専願制」のリスクと対策(前向きな視点で)

福岡大学のように「専願制(合格したら必ず入学)」の総合型選抜・公募推薦は、合格の可能性を高める半面、他大学との併願ができないという点があります。

でも、これを前向きに活かす方法があります。

  • 専願制は「本気でこの大学に行きたい」という気持ちが伝わりやすく、選考でプラスに働くことが多い
  • 「もし不合格だった場合は一般入試で再チャレンジする」という方針を高1のうちに話し合っておくと、お子さんが安心して挑戦できる
  • 総合型選抜(専願)+一般入試の両面を見据えて勉強することで、どちらの道も開けておける

専願制をリスクと捉えるより、「本気の志望を示せるチャンス」と捉えると、準備の姿勢も変わってきます。

⑥ 一般入試との両立はできる?「どちらかを諦める必要はない」という答え

「総合型選抜の対策をすると、一般入試の勉強が疎かになるのでは?」と心配される保護者の方はとても多いです。結論からお伝えすると、両立できます。

さくら

どっちかに絞った方がいいんじゃないかって思っちゃうんだけど…

きびだんご

総合型・推薦対策と一般入試対策って、根っこが同じだよ。評定を維持するための日々の勉強は、そのまま一般入試の基礎固めになるし、小論文の練習は国語力や思考力を底上げしてくれる。

下の表で、高1〜高3の両立スケジュール例をご確認ください。

学年・時期一般入試向け総合型・推薦型向け
高1 全期間授業・定期テストで基礎固め(英数国)評定を積む+英検準2級〜2級の準備
高2 前半模試参加・苦手単元の克服英検2級取得・オープンキャンパス参加
高2 後半過去問の分析開始志望大学の選考形式リサーチ・メモ整理
高3 春〜夏本格的な受験勉強開始志望理由書・活動報告書の作成
高3 9〜11月模試・共通テスト対策継続総合型選抜の出願・選考
高3 11月〜共通テスト最終仕上げ学校推薦型選抜の出願・選考

評定を維持するための授業への取り組みは、一般入試の基礎固めに直結します。どちらかを諦めるのではなく、「評定維持の勉強をしっかりやる」という一点を軸にすることで、自然と両立できる構造になっています。

⑦ 保護者が今すぐできるサポート3つ──子どもより先に知っておくと強い

お子さんが高1のうちに、保護者の皆さんができる具体的なサポートを3つご紹介します。

サポート① 英検のスケジュール管理

英検の申し込みや受験には様々な手続きが必要です。
特に英検は申し込み期間が短く、うっかり見逃してしまうことも。
保護者の皆さんが年間スケジュールをざっくり把握しておくだけで、「今月英検の申し込みだよ」とひと声かけてあげられます。

サポート② オープンキャンパスに高1の夏から一緒に行く

志望理由書に「オープンキャンパスで〇〇教授の話を聞いて…」と書けると、選考で強力な説得力が生まれます。
高1の夏からオープンキャンパスに参加することで、志望動機が2年分育ちます。
福岡の大学は交通アクセスも良好なので、夏休みに親子でさらっと見学するのがおすすめです。

サポート③ 学習面でのサポート

高1から評定を維持し続けるには、毎日の学習習慣をいかに無理なく続けられるか、が鍵になります。部活や学校行事で忙しい高校生にとって、通塾の時間を毎週確保するのはなかなか難しいのが現実です。

そこで保護者の方にご紹介したいのが、atama+ オンライン塾です。「マンツーマンAI×担任サポート制」という仕組みで、自宅にいながら個別指導に近い学習環境をつくれます。

問題を解くたびに理解度をAIが分析し、次に取り組む問題を自動で選んでくれるので、「なんとなく問題集をこなすだけ」の時間が減ります。理解が追いついていないところは講義動画もセットで確認できるため、わからないまま先へ進む、という状態も防げます。

また、担任のスタディトレーナーと週1回を目安に進捗を確認する「作戦会議」があるのも特徴です。一人で抱え込まずに計画を見直せる仕組みがあると、自宅学習が長続きしやすくなります。保護者へのLINE報告もあるので、「うちの子、ちゃんとやってるのかな」という不安も軽減されます。

この塾が向いているのはこんなお子さん
  • 部活や習い事で忙しく、通塾の時間が確保しにくい
  • 自宅で勉強したいが一人だと続かない
  • 個別指導を受けたいがコストを抑えたい
  • 保護者も学習状況を把握しておきたい

⑧ まとめ──高1の5月、今日からできること

この記事でお伝えしたことを5つにまとめます。

  • ✅ 私立大学入学者の53.6%が総合型・推薦型選抜で入学しており、一般入試以外の選択肢を早めに知ることが大切
  • ✅ 評定平均は高1の1学期からカウントされるため、今から授業・定期テストにしっかり取り組むことが直接プラスになる
  • ✅ 高1の5月にやることは「評定維持・英検スタート・興味メモ」の3つだけ。志望校の完全確定や書類完成は不要
  • ✅ 西南学院大・福岡大・久留米大の総合型選抜は選考内容がそれぞれ異なり、高1のうちから傾向を把握しておくと準備がラクになる
  • ✅ 総合型選抜対策と一般入試対策は両立できる。評定を積む勉強が両方の土台になる

今日からできること1つ:気になる大学の募集要項を見てみる。

高1の5月はまだまだスタート地点。焦らず、でも着実に。お子さんの「合格への扉」は、今この瞬間から開き始めています。

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